読書

宗教・ラブホ・法人税

『法人税が分かれば、会社のお金のすべてが分かる』という新書を読みました。 法人税が分かれば、会社のお金のすべてが分かる (光文社新書)posted with AZlink at 2010.12.20奥村佳史光文社売り上げランキング: 94502Amazon.co.jp で詳細を見る いきなりで恐…

人生を変える一冊 『たのもしき日本語』

人は誰しも「人生を変えた一冊」というのを持っているものだ。石原良純さんにとってのタウンページのようなものだ。私にとっての「人生を変えた一冊」は、間違いなく『たのもしき日本語』だ、と言っても過言ではない。ただ、そうは言ってもそれはちょっと言…

『ナチス狩り』(ハワード・ブラム)

本書の「読者への覚書」には次のように記されている これは実話である。 ユダヤ旅団−第二次世界大戦の最後の数ヶ月間にヨーロッパで戦うべく、イギリスによってパレスチナから派遣された五千人の軍隊−の活動を記している。 この軍隊に志願して任務を果たした…

私と公の狭間で悶える本 『ポスト消費社会のゆくえ』

前回に続き、『ポスト消費社会のゆくえ』について印象に残った点をメモしておきます。 まずは、「流通小売業」という業界についての辻井さんの認識について。1990年代以降の「セゾンの失敗」について議論の中で、グローバリゼーションによって市場が激化…

自分で自分につっこみ自分で謝る辻井喬を味わう本 『ポスト消費社会のゆくえ』

セゾングループを率いた辻井喬(=堤清二)さんと上野千鶴子さんの対談をまとめた『ポスト消費社会のゆくえ』(文春文庫)が面白かった。ポスト消費社会のゆくえ (文春新書)posted with AZlink at 2010.12.9辻井 喬,上野 千鶴子文藝春秋売り上げランキング: …