『教養としての認知科学』を読んだ

『教養としての認知科学』を読んだ。


教養としての認知科学
鈴木 宏昭
東京大学出版会
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今晩の鳥貴族ですぐに役立つオモシロ知識満載だった。

さらに衝撃的な話もある。ヨハンソンたちが行った実験では、参加者に二人の女性の顔写真を見せ、どちらが好きかを選んでもらい、その写真を直後に再度提示してその理由を尋ねる。ただ、時々手品を用いて、選んでいないもう一方の女性の写真を見せて、それを選んだ(?)理由を尋ねる。ところが、この入れ替えの手品に気づく人はたったの一三パーセントでしかないという。


もちろん単なるオモシロ知識が羅列されているわけではなく、認知科学の基礎となるトピックが分かりやすくまとめられている。鳥貴族では役に立たないかもしれないが、とにかくフンフンへーとうならされる事例がたくさんでてくるのだ。例えば「4枚カード問題」というのが紹介されていて、人間の推論の様式が、提示された問題の文脈に応じて変化することが、単純な実験で炙り出される様が示されている。


ちょっと詳しく感想書く時間ないですけどこれはいい本でした。面白いです。鳥貴族行ってきます。