脳みそをビンタしてからコーヒーを味わうと幸せになる

突然ですが、最近ブレンディのドリップパックというのにはまっています。一杯分のドリップコーヒーが個別包装されていて、カップに引っ掛けてお湯を注ぐタイプのコーヒーです(説明悪い)。


最初は近所のスーパーに行って、一番安かったので買ったのですが、以来やみつきになってしまいました。何が良いかというと、コーヒーの香りを味わう幸せをうっかり忘れてしまわないための仕掛けがあるという点です。下の写真を見てください。



この写真は個別包装のパッケージなんですが、上の切り口のところに「まずは開封時の香りをどうぞ」と表示されています。


この「まずは開封時の香りをどうぞ」というコピーを初めて見たときは、「そんなことわざわざ言わんでも勝手に匂ってくるがな」などと大木こだま師匠風に毒づいたりもしていたのですが *1、何回か飲んでいるうちにその効果が絶大だということに気付きました。


私自身コーヒーについて特別詳しいわけではないのであれなんですが *2、コーヒーのあの立ち上る香りを味わうと、自然に「違いの分かる男」の BGM が流れてきて、本当に幸せな気分になります。コーヒーの香りを味わうということは、コーヒーが提供してくれる価値の中でもかなりの部分を占めているように思います。


ところが、特に忙しいときなどは、無意識にコーヒーを準備して、勢いでがばっと流し込んでいるだけということが結構多かったということに気付きました。まあこれでも無意識には香りを味わっているのかもしれませんが、ジュンジュワーというあの大きな喜び*3が意識にのぼることがないので損してる気がします。大損だよ。


でもこのブレンディのやつだと、毎回封を切るたびに「香りを楽しめよ」と事前に教えてくれるので、香りを楽しむべく脳が起動してくれるんですよ、奥さん。だから幸せなんですよ、母さん。


というわけで何のネタかわかりませんが、まあコーヒーネタなんですが、コーヒーが嫌いな人には申し訳ないですし、コーヒーがもの凄く好きでもの凄くこだわっている人にとっては不愉快な記事かもしれませんが、まあなんとなく事前に脳みそをビンタする仕掛けというのは、何をするにしても重要かななどと思ったので書いてみました。



わたしの近所のスーパーでは、上の写真にあるような10パックのタイプか、もしくは20パックのタイプが売っていますが、ちょろっと調べてみると、アマゾンでは100パックというのが売っていて一杯あたりのお値段的にはかなり割安になる感じです。
 



一杯当たり18円くらい。みなさんもどうでせうせう。せうせう。

*1:そんな奴おれへんやろ〜

*2:あれなんですが?

*3:どんな喜びだ!