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日食系男子必読の一冊『星空の不思議136のQ&A』

読書 科学

「草食系男子」というフレーズに胸やけ気味*1の昨今、「ポスト草食系男子はなにか?」という問いが世界中を賑わしています*2。みなさんご存知のように、草食系からの揺り戻しで「肉食系男子が来る」というのが大方の予想なわけですが、この予想は裏切られることになるでしょう*3。実は、ここだけの話ですが、業界で密かに「ポスト草食系男子」と囁かれているのは「肉食系男子」ではなく「日食系男子」です。


「日食系男子」とは、天文や宇宙に強い関心を持つ若い男性たちのことです*4。彼らは星の動きや輝きに惹かれるロマンチックな性質を持ち、なおかつ細かいことに拘らない点が包容力に結びつき、女性からの評価も非常に高いものがあります*5


しかし、その一方で、その細かいことに拘らないという面が若干の不安をもたらすことにもなっているから皮肉なものです。彼らの時間スケール、空間スケールは宇宙と同調していますので、一般的な日常生活を営む際には障害となる場合が出てきます*6。以下は典型的な日食系男子の会話例です。


女 「ねえ、わたしたちの将来のことそろそろ考えてみない?」
日食「僕たちの将来なんか、星の誕生と消滅と比べれば、鼻くそみたいなものだよ」


女 「ねえ、東京に会社があるのにブタペストに家を買うってどういうこと?」
日食「東京-ブタペストなんて、地球と太陽との距離に比べたら、鼻毛みたいなものだよ」


仕事になると不安は倍増します。


特捜部部長「あの件はどうだ?社会的関心も大きい一件だからくれぐれも慎重に頼むぞ」
日食検事「チョリース。光速でやっとくっす。」


日食先輩「おい、あの件は終りそうか?」
後輩社員「先輩、もう泥沼です。やってもやっても先が見えません」
日食先輩「ボイジャー1号もあと4年で太陽圏を脱出するらしいからお前もがんばれ」


終始この調子です*7




さて、前置きはこれぐらいにして今日紹介したいのは『星空の不思議136のQ&A ー国立天文台渡部潤一博士が答えます(ニュートンムック)』です。


星空の不思議136のQ&A―国立天文台渡部潤一博士が答えます (ニュートンムック Newton別冊)星空の不思議136のQ&A―国立天文台渡部潤一博士が答えます (ニュートンムック Newton別冊)


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この本は月刊Newtonで、国立天文台渡部潤一さんが連載していた「星空の不思議Q&A」をすべて収録し、さらに新たな話題も盛り込まれた一冊だそうです。項目の一部を拾ってみると


1 地球と月に関するQ&A
  潮の満ち干はどうして1日2回?
 月の土地はだれのものだろうか? ほか
2 暦に関するQ&A
 曜日が七つあるわけは? ほか
3 惑星に関するQ&A
 火星にも四季がある?
 惑星直列とは何だろうか? ほか
4 太陽と太陽系に関するQ&A
 「金環日食」はどうやっておきるか? ほか
5 小天体と流星に関するQ&A
 流星の音は聞こえるか? ほか
6 恒星に関するQ&A
 星はどこで生まれるのだろうか? ほか
7 夜空と星座に関するQ&A
 見ると長寿になるめでたい星とは?  ほか
8 星雲と銀河に関するQ&A
 アンドロメダ大銀河とは何か? ほか
9 深宇宙に関するQ&A
 宇宙に中心はあるのだろうか?
 ブラックホールを見ることはできるのか?  ほか


どうですか、面白そうでしょ。ひとつの問いに対する解説が1ページに簡潔にまとめられていて、イラストがとてもきれいなので初学者やお子様でも楽しめると思います。


合コンの前にこれを読んでおいて、「星はどこで生まれると思う?」などと質問して「中国かベトナム?」などと答える人には「水星も金星も安全な国産だよ」*8と親切に教えてあげましょう。また、「宇宙の中心はどこにあると思う?」と質問して、「俺が宇宙の中心だ」などと言う人とは金輪際お付き合いしないことをおススメします。

*1:草を食べてるだけなのに不思議

*2:よく知らないけど

*3:よく知らないけど

*4:よく知らないけど

*5:よく知らないけど

*6:よく知らないけど

*7:よく知らないけど

*8:よく知らないけど